所沢さんぽ、その1 宮本町~有楽町(前半)

151106thumbnail

所沢市は結構広いので、町名を聞いてもどこなのか、市民でもわからないことは良くありますよね。
良く利用する路線や近所でなければ、知らない町名も多いと思います。その地域地域に見どころがあり、歩いてみると新しい発見があるものです。

そこで「所沢さんぽ」の第1回目として、今週と来週2回にわたって宮本町から有楽町をご紹介します。

151106map

地図左下、東川を渡ったところに新光寺がありますが、そこから出発し、所澤神明社に詣で、途中深井醤油のたまり漬のお店に立ち寄り、薬王寺へと向かいます。ゆっくり歩いて1時間~1時間半のコースです。

151106googlemap

最寄り駅は航空公園で、新光寺へは駅から徒歩15分くらいです。
道は全行程、坂もなく平坦ですが、歩きやすい靴や服装がお勧めです。

さて、宮本町や有楽町という町名は、どことなくおめでたい印象がありますが、Wikiによると大正元年に縁起の良い名前に変更されて今の地名になったとあります。

 

151106yuurakucyou
(来週ご紹介する薬王寺は有楽町にあります)

以下は「有楽町(所沢市)」の地名の由来に関するWikiからの引用です。

有楽町(所沢市)~地名の由来

“江戸時代頃の当地の界隈は浦町(うらまち)と呼ばれた[* 1]。
1912年(大正元年)11月17日、所沢飛行場への大正天皇の行幸を記念して、近隣の御幸町・寿町・宮本町と共に、縁起の良い名称に改称された。”

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A5%BD%E7%94%BA_(%E6%89%80%E6%B2%A2%E5%B8%82)

前回「所沢の名前の由来」の中で新光寺について少し触れましたが、かつては観音寺と呼ばれていました。 (http://tokorozawa.bon.co.jp/learn/151030tokoro)

新光寺への入口はわかりにくいのですが、東川に架かる開明橋を渡って真っ直ぐのところにあります。

新光寺の入り口は、まるで竜宮城を思わせる形状で、細かい細工が目を引きます。

151106azumagawa 151106shinkouji
151106shinkouji-gate

門は閉まっているので(11月1日現在)、写真左側から境内に入りました。

中に入るとたくさんの菩薩像が出迎えてくれました。まず目に入るのが、正面の巨大な観音菩薩で、慈悲深そうなお顔をしておりました。
151106enmei 151106kannon

境内には新光寺の概要が書かれた看板があります。観音菩薩の背後には、興福寺の南円堂や北円堂を思わせる八角堂があり、目にも鮮やかな朱塗りの建物です。

151106naritachi-small 151106rokkakudou
※↑看板の画像はクリックで拡大します。

看板によると、旧鎌倉街道の傍にあるお寺だったようで、こんな碑が作られています。

151106oldkaidou新光寺の住職にお話しを直接聞くことはできませんでしたが、お寺の方が対応をしてくださいました。質問をするたびに住職に聞いてくださり、何度もご足労をおかけしました。

新光寺は真言宗豊山派のお寺で、山号は遊石山、院号は観音院です。
お寺の奥には墓地がありますが、そのすぐ手前に古い御堂があり、それが本堂です。
住職によると、本堂に安置されている観音像は行基の作であると伝えられており、公開はしていないので外から手を合わせて拝んでくださいとのことでした。

 

151106hondou

こちらは本堂。

本堂の入り口には小さなガラスがはめられていて、そこから中を覗き見る事が出来ますが、残念ながら御堂の中は真っ暗で、行基作の観音像を確認する事はできませんでした。

行基というのは7世紀から8世紀を生きた高僧で、古代日本を題材にした漫画や小説によく登場します。
仏教が民衆に広く親しまれるきっかけを作った僧として教科書でもおなじみですが、実は当時は仏教の布教活動は禁止されておりました。
そんな時代に布教活動をしたことで朝廷から民衆を扇動する危険人物として糾弾されたこともありましたが、後に業績が認められ菩薩として崇められた大僧正です。

以下は子供向け情報サイト「ニューワイド学習百科事典+キッズネットサーチ」からの引用です。

ぎょうき【行基】

(668〜749)奈良時代の高僧。百済(ペクチェ)系の渡来人の子孫として,和泉国(大阪府)に生まれる。諸国をまわって人々に仏教を広め,朝廷から民衆をまどわすとして弾圧されたが,のちゆるされ,東大寺の大仏建立にあたっては弟子や民衆を動員して協力,聖武天皇から日本最初の大僧正に任じられた。また,信者の力を借りて各地に池をほり,道路や橋をつくるなど社会事業にもつくし,行基菩薩とたたえられた。

ニューワイド学習百科事典+キッズネットサーチ 公式サイト
http://kids.gakken.co.jp/jiten/2/20018710.html

古い時代の僧・行基とも関わりのある新光寺、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

新光寺

所在地: 埼玉県所沢市宮本町1-7-3
電話: 04-2922-3058
武蔵野33観音第10番札所

次回は所沢の産土・所澤神明社~深井醤油たまり漬~薬王寺をご紹介します。

【参考】

所沢市観光協会 > 20.新光寺
http://www.tokoro-kankou.jp/blog/020.html

武蔵野三十三観音霊場 > 第10番 新光寺
http://www.musashino-kannon.com/jiin-10.htm

 

    気に入っていただけたら、是非、シェアをお願いいたします。

  • facebookでシェア
  • Twitterへ投稿
  • Google Plusへ投稿
  • Pocketに保存
  • Evernoteに保存
  • はてなブックマークへ追加

この記事を書いた人は...

ところまるこ

ところまるこ です。

年齢はヒミツですが、所沢には38年間住んでいます。 みるみる変わっていく街並みと、変わらないものとを見てきました。 趣味は、日本で一位二位を争う観光地として人気の無い埼玉と群馬を調べる事です。 平日はフルタイムで会社勤めをしているので所沢を離れますが、土日は所沢にひきこもっています。