武者行列「戦国 滝の城まつり」へ

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年々盛り上がる、東所沢のお祭り

織田・豊臣・徳川が活躍する戦国の世は、歴史好きならずともロマンを感じる時代ですよね。2016年のNHKの大河ドラマ「真田丸」もこの時代。このお話は、主家である武田家の滅亡によって乱世に放り出された真田家が、織田や豊臣・徳川・上杉・後北条という大敵を相手に活躍するところから物語がはじまります。
それと同じ時代に、所沢にもいくつかの城がありました。所沢もまた戦国の中でリアルに群雄割拠していたフィールドだったのです。

その中のひとつが「滝の城」(たきのじょう)。所沢ではじめて県指定文化財となった“侮れない”名跡です。この城址公園では毎年春に「戦国滝の城まつり」が催されています。2016年は5月15日(日)に開催されました。

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まずはメインの武者行列。朝はやく、東所沢駅ロータリー面にワラワラと甲冑姿の「もののふ」が集まってきました。事情を知らないバス待ちの人たちは目を点にしています。旗印は三つ盛鱗(うろこ)。小田原の後北条氏の家紋です。そう、「滝の城」は後北条氏が支配下に置いていた地です。

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見物客をぞろぞろ引き連れ、東所沢駅前からお城まで約3km。天気もよく歩くのにはよい日和です。

行軍が会場である城跡公園に到着すると大砲が激しくなりひびき、模擬合戦がはじまりました。大砲の音はホントに大きく、鳴るとわかっていても驚いてしまうほどの迫力です。模擬合戦もなかなかの激しさでケガをしないか少し心配になるくらいでした。なかにはニコニコ笑いながら槍を突きあう急ごしらえの兵もいます。

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会場のステージは手作り感もみられ、全体として和やかな雰囲気。「世界一大きな紙芝居」や城跡にぴったりの迫力ある和太鼓演奏など賑々しく盛り上がりを見せました。
まつりを見物する人たちは出店で買ったタコ焼きやケバブなどを空堀の中に持ち込み、シートを敷いて思い思いに楽しんでいました。所沢市のホームページにも掲載されており、「戦国滝の城まつり実行委員会」が主催する住民主体の地域活性化行事ということで、派手なイベントというよりも、家族と自然を楽しむ催しのように感じられる、いいお祭りでした。
今回が第5回の開催ということで、祭りとしての歴史は浅いものの、新しい「東所沢の名物」として続いていけるように、一緒に盛り上げて行きたいですね。

また、この城址公園は高台にあるので眺めもよく、東京清瀬方面を一望できます。花の時期は過ぎましたが、梅や桜の名所でもあり四季折々の景観が楽しめそうです。これからは新緑の時期、戦国の世に思いを馳せながら、ハイキングなどはいかがでしょう。地元のちょっとステキなところ、発見してみませんか?

■滝の城跡(たきのじょうあと)

所在地/所沢市城537番地ほか
交通/JR武蔵野線「東所沢駅」下車 徒歩約25分
西武池袋線・新宿線「所沢駅」東口から西武バス(志木駅南口行き)「城」下車すぐ

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この記事を書いた人は...

パオ山

パオ山 です。

紙媒体と付き合って20年の古デザイナー。 デザイン会社を経営ののち祖先の地?「所沢」へ。