どうも、オカメです。
所沢から行ってきた金沢リポート第22回は尾山神社です。
バスの中からチラッと見えた素敵な神社に行くために、長町武家屋敷方面から歩いてきました。
大通りから良く見えるため、迷わず到着。
尾山神社
神社の筈ですがハイカラな造り。
洋風と中華風・日本風が入り混じった、何とも珍しい形の神社です。
前進 鳥居と神社
鳥居は純日本風ですね。
その後ろの塔の様な建物が変わった建築。
尾山神社 神門
国の重要文化財に指定されている「神門」。
藩祖「前田利家」を祭った神社とのことです。
この神門は普通の神社の門と同じ役割だそうです。
前田家の家紋 加賀梅鉢
前田家を祭った神社なので、アーチ状の門には「加賀梅鉢」の紋が付いています。
本来は花橘の紋だったそうですが、菅原道真の末裔を名乗ったため「梅紋」にしたそうです。
末裔とか名乗っていいんですかね?
石上アーチの中にある欄間
木製の欄間。
コチラも中央に加賀梅鉢の紋。
よく見るとあちこちに彫られていますね。
そしてこの神門が他と異彩を放っているのはこの部分。
神門 上部 ステンドグラス 上部には金の加賀梅鉢
1875年(明治8年)に完成したステンドグラス。
洋風建築を模した疑似洋風建築なんだそうです。
疑似だからなんとな~く中華風も混ざっているんですね。
当時の日本人の洋風は、自然とお隣国が混ざるものなんですね。
窓部分は色ガラスがはめられ、灯台のような役割も果たしたそうです。
こちらの神門は減少した参拝客確保のために奇抜なカタチに作られたそうです。
確かに私自身、この奇妙なカタチに惹かれてやってきました。納得!
さて神門をくぐり、中へ。
本堂
本堂は意外にも普通の形でした。
あくまでも変わった形なのは、客寄せパンダ的な神門のみのようですね。
お参りをし、写真右手側を見ると銅像がありました。
前田利家像
戦に赴くかのような前田利家像。
何で背中に岩を背負ってるんだろう?と思い後日調べてみると岩じゃなかったです。
母衣(ほろ)という流れ矢を避けるための布だそうです。
ただ、室町時代位から騎馬戦ではなくなってきたので、風で膨らんだ形を表すようにわざわざクジラの骨・ヒゲ類で膨らませた形になっているそうです。
もう恐らくこのころには単なる装飾具。
正直、母衣が気になって前田利家に目が行きませんでした。
この前田利家像が向いている方角に池がありました。
池
鯉と徽軫灯籠のような足の長い灯籠。
神社の境内に池があるというのも優雅な話です。
桜と池とベンチ
奥に見えるのは藤棚でしょうか?
四季折々の花が咲くように庭が組まれていると考えられます。
広くて雅でゆったりと過ごせそう。
次回はバスに乗って、ひがし茶屋街へ向かいます。
オカメでした。