どうも、オカメです。
所沢からちょっとだけ足を伸ばして郊外散策、第23回は川越城の続きです。
家老詰所を出て、グルッと周ると受付前の広間に到着しました。
広間には珍しく飾りを発見。
広間に展示された飾り
鎧×2(大・小)と中央に謎のモサモサ。
モサモサは杵の様な形をしており、何かの毛が植えられているようでした。
モサモサの説明書き
『杵黒熊毛槍鞘』。
槍にも鞘ってあったんですね。
槍自体は置いていなかったです。
実用と言うよりは飾りに近いんでしょうね。
鎧(大)
赤色を主体に作られ鎧。
こうしてみると鎧って結構オシャレですね。
袖や腰にかかる部分(草摺)は薄茶色~朱色に掛けてグラデーションになるように色が配置されていますし、同体部分は何やら文様が着色されています。
鎧につけられた説明
何と現代の人の手忠実に再現されたようです。
鎧に使われている「小札(こざね)」という牛革を漆で仕上げ、穴をあけた小片を1,300枚も結んで手作りしたそうです。
半年~1年くらいかかりそうな大変手間の入りそうな作業ですね。
胴部分の模様
革に描かれた模様はこんな感じ。
獅子でしょうか?何か可愛い。
よく見るとみんな柄が違う。
鎧は体を守るものなんだから、機能さえあればデザインなんでどんなものでも良い気もするんですが、デザインで権威を現していたりしたんでしょうかね。
鎧(小)
こちらはとても小さい鎧で子供用or飾りくらいのサイズです。
ただ、子供が戦場に出るための物とは考えたくないですが。
色彩は鎧(大)と同じですが、ところどころデザインは変えてあるようです。
鎧(小)の模様
この柄は…アザラシ!?
山嵐でしょうか??
当時知られていたのか、空想の生き物なのか、現代のアレンジなのか。
そしてこの広間が来客(というのか)接見の間だったのか、唯一襖に絵が描かれていました。
松と海に沈む太陽
海なし県埼玉ー!!と思わず叫びたくなりました。
海が無いからこその海の絵なんでしょうか。
海に憧れる気持ちは同じ埼玉所沢に住む身として分かります。
ここで一周全部まわりました。
コチラの川越城は別名「初雁城」・「霧隠城」とも言うそうです。カッコイイ!
日本100名城にも入りますが、関東七名城でもあります。
ココと行田の「忍城」が関東七名城に埼玉から2つもランクイン。
意外と埼玉にお城ってあったんですね。
さて、1周回った後、城を出て少し歩くとこんな場所が出てきました。
川越城中ノ門堀跡
お堀の跡が見れるようです。堀なんてあったのか。
お堀
短っ!
100mあるか無いかくらい。
過去のお堀はここを残して埋め立てられ住宅地になったようですね。
切ないけれど仕方ない。
川越城には「川越城 七不思議」というちょっと怖い逸話が残っています。
長くなるので割愛しますが、興味のある人は是非調べてみてくださいな。
次回は川越街中に移ります。
オカメでした。