どうも、オカメです。
所沢からぶらりと都内散策第75回、旧前田侯爵邸第2回屋内です。
前回外観と玄関周りを撮りまくった後、中へ。
玄関で靴を脱ぎ、いざ中へ。
中へ入ると近隣の芸術高校?がもうすぐサロンミュージックを開催するとのこと。折角なので聞いていくことに。
1階サロンにて芸術高校の生徒さんたちの素晴らしい音楽を堪能。
ココはサロンを貸し出したりもしているんですね。
音楽を楽しんだ後、いざ2階へ。
1階ホールにある階段
色がが飛んでしまっていますが、窓は全てステンドグラス。
優雅な細工がなされた手摺。写真右端の柱は大理石のようです。
階段を上がると
2階階段ホール
ステンドグラス・ドーム型シャンデリア・透かしの格子・大きなノッポの古時計、大正ロマンな空間!もっとも、造られたのは昭和4年ころですが。
しかし、洋館なのに何となく落ち着くな~と感じていたら、どうも実は和洋折衷の作りになっているようです。詳しくは後述。
ちなみにこちらのお屋敷は旧加賀百万石前田家の16代当主前田利為侯爵が本邸として建てたものです。
規模・技術共に個人宅として東洋一と呼ばれたそうです。
そんな洋館なので、非常に大きい。片っ端から見ていくことに。
洋館全体の大まかな造りとして中庭を中心にドーナッツ型になっているようなので、時計回りに見学していくことを決定。
階段ホール逆側から撮影
取りあえず写真中央の扉の中より見学開始。
書斎(左半分)
書斎??客間じゃなくて?暖炉ついてソファーがある。しかも1・2を争う日当たりのいい部屋(東南角部屋)。
当主が使う部屋だからやっぱり一番いい場所になるんですかね。
暖炉のマントルピース(暖炉を囲む飾り部分の事)は大理石だそうです。
書斎(右半分)
造り付けの本棚。デスク、いくつかの椅子。ドーム型照明に花の形の間接照明。
本棚にも透かし彫りの文様付。
想定ですが、書斎だけで15帖くらいありそう。一般家庭のLDKレベルですね。でも書斎。
いったん階段ホールに戻り、次の部屋へ。
書斎隣(真東側 正面玄関位置)
長女居室 左の写真窓からバルコニーを撮影
照明が下がっている天井部分にまで細工がある優美な居室。
ロミオがやってきそうな大型バルコニー(?)。このバルコニー(?)部分はちょうど玄関の真上になります。
しかしこのバルコニー(?)はバルコニーへ出れる場所がない。
上記写真の窓枠をまたぐしか手段がないのですが、そんなジュリエットは見たくないなぁ。
広さは先ほどの書斎より更に広く、20帖前後ありそうです。
長女居室より階段ホール側を撮影
絨毯の色も部屋によって変えられていたんですね。
そういえば一階廊下もレッドカーペットでしたね。
扉は両開きタイプ。一般家庭では余り見られない仕様です。
中庭&暖炉の煙突
長女の部屋から前室を挟んで三男の部屋まで繋がっているのですが、一度中央部分を見るために廊下へ。
中庭があり、端っこに煙突が。
各部屋には暖炉が備えつけられており、地階で焚かれた暖がダクトを通って各部屋を暖める仕組みになっています。
3男居室
会議室みたいですね。
照明等が作り直されてしまっているので、趣がイマイチ。よく見ると壁紙や窓枠等はオシャレ。
広さは長女居室より少し狭いくらい。年功序列なんですね。
旧会議室
三男部屋から少し小階段(半階分くらい下がる)を挟んである昔の会議室。
10帖くらい?丁度真北の方位なのもあり、照明が何故かついていないのもあり暗くて何か嫌。
装飾は3男部屋と同じ。
女中部屋01
まさかの和室。この女中部屋は北側の中庭に面した位置にあります。
10帖くらい?
何人寝泊りしていたんでしょうね。
女中部屋02
ココは一番北西側角っこ。
6~7帖の部屋。あと一部屋女中部屋&女中溜と言う部屋があります。
ちなみに執事部屋と言うのも存在。
絶対家族より使用人のが人数多いですね。
それにしても女中部屋は一貫して和室ですね。
まぁ、当時だとイギリスで暮らしていた当主の前田家の人以外は和室の方が落ち着きますしね。
取りあえずここまでで2階の3/4くらいです。
まだまだ続きます。
次回3女の部屋~次女の部屋まで。
オカメでした。