家族対策★迷子を想定した備え

ゴールデンウィークは家族で外出する機会が多かったと思います。我家もたまには少し遠出をしようと、横浜にあるこどもの国へ行ってみました。広い公園内は小さな動物園があり、普段見ない遊具も沢山。興奮した娘は常時ハイテンションで、どこで遊ぶか目移りしながら、ちょろちょろ動き回っていました。

夫に後ろからついていてもらって、私はベビーカーと荷物を押してついて回っていたところ、一瞬の隙に夫が娘を見失い、迷子に…。周辺を声を出しながら探しても見当たらず、園内のスタッフを呼んでもらったのですが、「迷子届は受付まで行かないと対応されない。」ということで、今度は私が受付まで行こうと子供の広場を抜けると…。はぐれた場所から100mは離れた場所で、娘が親を探していたのか? 他の人のテントを覗き込んでいるところに遭遇!! 偶然会えて、事なきを得たのでした。

ほんの一瞬の隙に姿か見えなくなった時は、かなりゾッとしました。神隠しのように消えてしまう事件もあるので、家族とはぐれた時を想定してどんな備えができるか考えてみました。

◆親が見えなくなったら、動かず大きな声で呼ぶように教える

今回、迷子になる可能性を考えずに行動してしまい、子供を迷子にしてしまったと思いました。保育園で集団生活に慣れ過ぎていて、知らない人の中でも不安になることがないようで、今回も泣くこともなく平然と歩き回っていたので、恐らく迷子に見えなかったと思われる娘。まだ名前や年齢もはっきりとは言えない2歳半。今回のことで、出かけた時には家族が見えないところに行かないように言い聞かせました。もしはぐれてしまったら、動かずにその場で大きな声を出し「お父さん! お母さん!」と呼ぶように教えました。そうすれば、周りの人にも迷子だと気が付いてもらえるので。

◆出発時に写真を撮影する

迷子届を出す場合、必ず聞かれるのはその日の服装なので、家を出る際やレジャー施設に入る時に入口で家族写真を撮っておくことが、後に役立つ時があるかも知れません。子供だけに限らず家族がはぐれた時にも同様なので、それぞれの服装の特徴を的確に人に伝えることができるようにしておくといいかと思います。写真を残しておくと、後の捜索に非常に役立つ気がしています。

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◆食べ慣れたお菓子を持たせる

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今回、娘にはリュックを持たせて出かけたのですが、はぐれた時には遊びやすいように、荷物は親が持っていました。従って、本人は手ぶら。何も持っていない状態で長時間はぐれた場合、水分や糖分の不足が気になりました。防災の観点からも、ポケットに食べ慣れた小さなお菓子が入っているだけで、命が救われることがあるのではないかと考えます。娘はグミキャンディーが好きなので、出かける時にはポケットに入れておくようにしようと思いました。今の年齢では、ポケットがついていない服が多いので、クリップで付けられるポケットを用意し、そこに飴やチョコ、連絡先が分かるカードなどを入れてもいいかなと思いました。

◆靴の中の連絡先へ電話するようにお願いする

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さて、我家は娘が靴を履くようになってから、靴の中にネームタグを取り付けて、名前と電話番号を書いてあります。靴の中に連絡先を付けたキッカケは、片方の靴を落としたことがあったからです。それから、子供はまだまだ名前や住所をはっきりと言えないので、万が一意識がない状態に陥った時に、どこかに身元の手がかりになる情報がないと、親への連絡が遅くなってしまいます。迷子になった日以降は、毎朝靴を履く時に親が見つからない時には「靴の中の連絡先に電話して下さい。って大人に頼んでね。」と伝えています。教えると、その時は繰り返して、同じ言葉を言うので、緊急事態が起きた時に思い出して言えるといいなぁと思っています。

今回迷子になった日の夕方、帰宅する時間帯には、公園内では迷子放送が頻繁に繰り返されていました。4歳、6歳など、喋れる年齢で親が子供を探している情報だったり、逆に子供が親を探している情報だったり。自分で行動できる年齢になれば、施設に入る際にはぐれた時の集合場所を先に決めておくのも一案だと思います。子供の成長と共に、親子が離れて行動する範囲も広がるので、外出先で何分後にどこに集合など、普段から時々訓練しておくようにしたいと思いました。

この記事を書いた人は...

ゆい です。

2015年10月より、40代前半で親業開始。 人生は毎日が自由研究のようなもの、と思い始めたこの頃。 仕事・子育て・家事・遊び、暮らしの全てを楽しみながら、娘と一緒に日々成長中!