『Runway walk 2012』in 入間基地 -T-4・コクピット展示(前編)4-

こんばんは~ウララです。

昨日、雨がたくさん降ったせいか
夜はヒンヤリとした空気の所沢です。

さて、またですが
4月21日(土)に入間基地にて開催されました
『Runway walk 2012(ランウェイウォーク)』
のレポートの続きです。

今回はT-4(中等練習機)をご紹介いたします。

いつも地元で見慣れている飛行機だったため
うっかり全体像の写真を撮りそびれてしまいました。

【T-4】
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※航空祭の地上展示の時の写真です
「ティーフォー」や「ティーよん」と呼ばれています。

乗員2名
全長13m
全幅9.9m
全高4.6m
総重量5.6t
最高速度1,039km/h(←マッハ0.9!!(゜∀゜;))
航続距離1,300km

と書かれた看板の説明書w
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他の航空機に比べて小型で丸みを帯びた姿から
「ドルフィン(イルカ)」と呼ばれているそうです。
塗装違いですが、ブルーインパルスと同じ機種ですね。

コクピット展示を見学待ちの間、
小さなお子様に「パイロットになりませんか?」
と勧誘し続けていました(←笑)
T-4パイロットさんに色々とお話をお聞きしました。

T-4練習機の訓練では、教官がコクピット内の後ろに
学生さんが前に乗って行ない
とっさに判断ができるようになるまで
訓練の回数を重ねていくそうです。

T-4、コクピットの前
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速度の速い機体の為、訓練中はおろか
普段の生活から秒単位の行動を強いられるそうです。

最初は「大変な組織に入ってしまったな」
と思ってしまったそうですが(←本音が…汗)
最終的には飛行機に乗って
「あ!こういうことだったのか」
と気づかされたそうです。

たとえ1秒間でも、判断を誤れば
自分の命まで危険にさらされてしまう。

訓練中や、日常生活においても
自衛隊のパイロットさんは
大変神経を使われているようです。

常に危険と隣り合わせ、大変な世界ですね。

T-4、コクピットの前後
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教官が後ろ、生徒さんが前に乗ります。

日本の空で太平洋からあっという間に
日本海に渡ってしまう高速の世界。

綺麗なのは夜空で、夜中に星が出ている時
地上からだと平面に見えるだけですが
飛行機で上の方に上がってしまうと
横まで星があるという感覚を体験できるそうです。

夜、日本海に行くとイカ釣り漁船が下に広がり
星のように綺麗に見えるそうですが
「お!今は背面飛行中か?」と
上下が分かりにくくなる恐れがあるそうです。

その為にちゃんとした計器類がついていますが
それでも人間の感覚は戻らないので
空間識失調(バーティゴと呼ばれる、平衡感覚を喪失した状態)
に陥る危険性があるそうです。

複雑なT-4の計器類が並ぶコクピット内
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なので、天候が悪い時や夜中は
特に注意して飛ばれているそうです。

ナイトの離着陸訓練をやっていると
騒音について色々と苦情のお電話が入るそうですが
夜の訓練をしておかないと緊急時に、
夜の展開をして荷物を下ろして帰ってくる事があるので
とても大事な訓練なのだそうです。

小さい飛行機からプロペラ機、大きな飛行機にいたるまで
パイロットさん達は訓練をしていきます。

コクピット展示中のT-4
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前からのアングル~

はい、本日はここまでです。

長くなってしまったので
また次回、T-4・コクピット展示 後編に続きます。

夜は冷え込みますので
お風邪を召されませぬように…

春、ウララ~♪

【航空自衛隊入間基地 公式HP】
http://www.mod.go.jp/asdf/iruma/

※ランウェイウォークにご興味がありましたら
ぜひ来年、応募されてみてください~!!
 

この記事を書いた人は...

ウララです。

山登りとブルーインパルスらぶ♪ブルーインパルスのためなら、どこへでも出かけていきます!